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ローカルでのメール保管における、MailVaultとThunderbird

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Thunderbirdは、現在手に入るオープンソースのメールクライアントの中でも、もっとも力のあるものの一つです。20年以上の歴史があり、アドオンに対応し、カレンダーを備え、メールをローカルに保存します。機能の充実したデスクトップのメールクライアントが欲しいなら、Thunderbirdは堅実な選択です。

しかし目的が長期の保管のためにメールをアーカイブすることに定まると、Thunderbirdの汎用の設計は、専用のアーカイブのツールなら避けられる取引を持ち込みます。メールのバックアップとローカルの保存について、両者を比べてみます。

機能の比較

機能 Thunderbird MailVault
保存形式 mbox(フォルダごとに1ファイル) Maildir(メール1通につき.emlファイル1つ)
一括アーカイブの手順 手作業 — ローカルフォルダへドラッグ 専用 — 選んで、アーカイブして、進捗を追える
アーカイブ + サーバーから削除 組み込みの手順なし 対応 — ローカルにアーカイブしてからサーバーで削除
バックグラウンドのキャッシュ 必要なときに同期 再試行を伴う並行の処理
破損のリスク 高い — フォルダごとに1つのmboxファイル 低い — メール1通につき1ファイル
メールの持ち運びやすさ 書き出しかプロファイルのコピーが必要 標準の.emlファイル、どこへでもコピー可能
完全なメールクライアント 対応 — 作成、カレンダー、アドオン 基本的なもの — 閲覧、返信、作成
アドオン / 拡張機能 大きなエコシステム 非対応
期間のプリセットとアーカイブの操作を備えたMailVaultの一括選択ダイアログ · MailVault version 2.16.0
MailVaultでの一括アーカイブ: 範囲を選び、アーカイブか、アーカイブして削除かを選んで、実行を見守ります。

保存形式という問題

これが最も大きな技術的な違いです。Thunderbirdはmboxを使います。フォルダの中のすべてのメールを1つのファイルにつなげる形式です。1万通のフォルダは1つの大きなファイルになります。ここには現実的な弱点があります。そのファイルが壊れると — 書き込み中のクラッシュ、ディスクのエラー、圧縮の中断などで — フォルダの全体を失いかねません。

MailVaultはMaildirを使い、それぞれのメールは独立した.emlファイルとして保存されます。1つのファイルが壊れても、影響を受けるのはその1通だけです。アーカイブの残りは無傷です。データの完全性が問われる長期のアーカイブには、Maildirのほうが安全な選択です。

持ち運びの点でも利点があります。.emlファイルは標準のRFC 5322のメッセージです。どのメールクライアントでも開け、別のメールに添付でき、ほかのシステムへ取り込めます。Thunderbirdのmboxのファイルから1通ずつ取り出すには、専用のツールが要ります。

アーカイブの手順

Thunderbirdでもメールをアーカイブできますが、その手順は手作業です。メッセージを選び、ローカルフォルダへ移し、mboxのファイルが無事であることを願うことになります。「これらのメールをローカルにアーカイブしてから、容量を空けるためにサーバーで削除する」という考え方は組み込まれていません。削除の段階は自分で、ローカルのコピーがまず完全であることを確かめながら、慎重に行う必要があります。

MailVaultは、まさにこの手順を中心に作られています。アーカイブしたいメールを選び、アーカイブをクリックして、進捗バーを見守るだけです。アーカイブが済めば、安心してサーバーから削除できます。バックグラウンドのキャッシュの仕組みが、アーカイブ完了とみなす前に(添付ファイルを含めて)メールが完全にダウンロードされていることを保証します。

Thunderbirdのほうが良い場合

メールクライアントとしては、ThunderbirdのほうがMailVaultよりずっと高機能です。カレンダーの連携、連絡先の管理、アドオン、メールのフィルター、複数の差出人への対応を備えた日常づかいの道具が必要なら、Thunderbirdのほうが強い選択肢です。拡張の仕組みにより、ほとんど何でも自分好みにできます。メールのすべてを1つのアプリケーションでまかないたい上級者には、Thunderbirdに並ぶものはなかなかありません。

MailVaultのほうが良い場合

  • アーカイブに専念していること: 古いメールをアーカイブしてサーバーの容量を空けることが目的なら、目的に合わせて作られたMailVaultの流れのほうが、Thunderbirdの手作業より速く、安全です。
  • データの安全: Maildirの形式は、mboxのファイルに付きまとう単一障害点の危険をなくします。
  • 簡潔さ: MailVaultは目的の絞られたツールです。メールをアーカイブするためだけに、複雑なメールクライアントを覚える必要はありません。
  • サーバーの整理: アーカイブしてから削除する流れは、手作業の複数の段取りではなく、中心にある機能です。

うまく併用できます

MailVaultは、日々のメールクライアントとしてThunderbirdを置き換えようとはしていません。多くの人は、普段のメールにはThunderbird(やほかのクライアント)を使い、古いメッセージをアーカイブしたいとき、サーバーの容量を整理したいとき、持ち運べるバックアップを作りたいときにMailVaultを使っています。2つのツールは目的が違い、互いを補い合います。

アーカイブを始める

MailVaultは無料で、どのIMAPのメールアカウントでも使えます。数分で設定し、古いメールをアーカイブして、サーバーの容量を取り戻しましょう。

MailVaultを無料でダウンロード

全機能を見る、FAQを読む、あるいはMailVaultとApple Mail、追加ストレージ料金を比較し、メールクライアント vs メール保管庫も読んでください。